腎障害の猫ちゃんが続けて2頭来院されました。
来院時は2頭ともに、腎臓は全く尿を作ることのできない無尿状態でした。急性腎障害からの無尿と慢性腎障害からの無尿期と異なる病態ではありました。
家族の方の祈るような気持ちが伝わったように、数日後に2頭とも排尿し始めてくれました。
数日にわたり深夜にまですべき処置は取った結果ともいえますが、当院でも実施可能な腹膜透析、当院未導入の血液透析などするべきか難しい判断でした。
無事に2頭とも退院できましたが今回のようにすべての無尿状態の腎障害の子を、お家で食事が可能な状態にしてあげられるよう追求したいと思います。