小型犬の橈尺骨骨折

犬の超小型犬のトイ種(トイプードル、チワワ、ポメラニアンなど)やイタリアングレーハウンドは、橈尺骨骨折を起こしてしまうことがあります。

高いところからの飛び降り、抱っこしていて落としてしまうなどで骨折してしまうことが多いです。

これらの犬種の骨折治療は難しく、治癒するまでにはわんちゃんと飼い主さんへの制約や負担も大きいです。

避けられたであろう事故も多いので十分注意してあげてほしいです。

川田波平

この子は手術、安静期間も頑張ってくれていました。

本日、元気にトリミングに来ていただいていました。

整形外科

2016年1月

明けましておめでうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

4日から診療開始しております。

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ブログ

ごあいさつ

本年の診療は先ほど終了しました。

今年も当院をご利用いただきまして大変ありがとうございました。来年も皆様の大切なご家族の力になれるように、向上心を持って勤勉に努めたいと思います。

またスタッフの皆にもいつも力になってくれてありがとうございました。年末は特にバタバタしましたが、外来・手術・入院・トリミングと力を合わせて頑張ってくれました。感謝しています。

来年もよろしくどうぞお願いします。良いお年をお迎えください。

三宅

写真 (5)

 

ブログ, 未分類

犬の胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群は、胃が膨れあがり、ねじれ(捻転)を起こし、急激に全身状態が悪化する病態です。

お腹が膨れ、吐こうとしているのに吐けない、呼吸が苦しそうといった症状が現れ、そしてショックをおこし、救急救命状態となります。

胸の深い大型犬やダックスなどに比較的多く経験されます。

予防は食事を1回に大量に食べさせず、食事回数を日に2〜3回にして1回の食事量を少なくします。食後や水を沢山飲んだ後は、しばらく休息させるようにしましょう。

先日夜間救急オペを実施したわんちゃんですが、本日無事に元気に退院予定です。頑張ってくれました。

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診断時のレントゲン画像です。お腹がガスや胃液などでパンパンになりねじれています。

外科

術中体温管理

当院では、現状に満足することなく、よりワンちゃんネコちゃんたちと家族の方々の
役に立てるよう日々勉強し、同時に設備を充実させていくことを目指しています。

今回は、術中体温管理製品3M社のベアハガーをご紹介します。

全身麻酔下の動物は、手術後1時間で1~2℃以上低体温になります。体重の小さい5kg未満の小型犬、猫ちゃんでは、特に体温低下が顕著に起こりやすいです。

手術中の低体温は、感染、凝固障害、筋弛緩遷延のリスクとなり、術後の回復が遅くなります。つまり麻酔のリスクが高まります。
従って、人間の手術では手術中は36度以上を保つように管理することが推奨されているようです。

img様々な保温器具がありますが、効果が低くほぼ体温が上がらなかったり、低温やけどのリスクがあったりします。

全身麻酔の負担を減らす目的の一つとして当院で導入している保温装置ベアハガーは、小児用の手術室にも使われている医療機器です。

本体から発生した温風がホースを通って細かい吹き出し口が無数に開いたブランケットに送り込まれます。ベアハガーの名前の通り、熊に抱擁されているように暖かい空気に包まれるやさしい保温装置です。

これからの寒い季節には、このブランケットの上で眠りたくなるような心地よさがあります。

 

医療機械のご紹介

食べてはいけないもの

OLYMPUS DIGITAL CAMERA少し前の話ですが、ジャーキーを食道に詰まらせたとのことで、小型のわんちゃんが他の動物病院様からの紹介で来院されました。ほかにも続けて同じような症例が来院されました。

ジャーキーやガムによる食道閉塞は、当院でもよくみられます。内視鏡で砕きながら胃に押し込むか、取り出します。画像はジャーキーを取り除いた食道です。炎症で赤くただれています。

私はジャーキーをたまねぎやチョコレートと同じくらいあげてはいけない食べ物かと思っています。それでも大好きな子が多いのでやめる難しさもわかります。おいしそうですしね。

大きくて急いで食べてしまう物は、詰まらせやすいです。ご注意ください。

消化器内視鏡

小型犬の踵骨骨折

小型のワンちゃんが『かかと』の骨を骨折したとのことで他の動物病院様からの紹介で来院されました。

最近流行の犬の幼稚園に預けている間に事故がおこってしまったようです。

治療経過は良好です。

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整形外科

抜歯

当院では、現状に満足することなく、よりワンちゃんネコちゃんたちと家族の方々の
役に立てるよう日々勉強し、同時に設備を充実させていくことを目指しています。

ここ数年は歯科治療にも力を入れており、歯科専用のレントゲンの導入もしております。これにより歯を抜くべきか、それとも抜かないで大丈夫かをより正確に判断できるようになっております。

通常の歯石除去時にも必要に応じて、歯周ポケットが深い歯には撮影しております。

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 こちらのレントゲンでは歯の根に膿を持っている(歯根嚢胞)。

残念ながら抜歯が必要です。

歯科

前十字靭帯断裂

後ろ足をつかない大型犬のわんちゃん。

触診、レントゲン検査で前十字靭帯断裂を疑い、

新しく信頼性の高いレントゲン検査の測定方法でも診断の確認が取れ、

手術(関節外法)を行い経過良好です。

体重コントロールも頑張りましょう。

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整形外科

7周年でした。

久しぶりの投稿となりました。

6月2日に当院は7周年を迎えました。

この時期は、予防の時期と重なりますので久しぶりの患者さんにも多くお会いできます。

中にはお引越しされても遠方から車や電車で来院していただくこともあり、大変励みになるお言葉も頂戴しました。

患者様からのご評価とスタッフのみんなの頑張りに感謝いたします。

スタッフのみんなも単に仕事をこなすでなく、大好きな動物を大切に扱う仕事に誇りを持って行動してくれています。

みんな本当に動物にやさしく接してくれ、知らない病気のことを調べてくれていたり、新しく導入した検査機器の操作方法も積極的に聞いてきてくれますし、ペットホテルの子の様子の細かいところのチェック、難しいトリミングのカット、高齢動物に負担無くトリミングを仕上げる方法にも積極的に向上心をもって取り組んでくれています。

本当に動物にやさしいスタッフと働いていると、痛みやストレスがない方法をさらに模索するきっかけにもなります。私自身もスタッフから良い影響を受け理想の獣医療を追及していきたいと思います。

8年目もよろしくお願いいたします。

 

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