午前 9:00~12:00 午後 16:00~19:00
わんちゃんで外耳炎やさらにこじらせた中耳炎で来院されるケースは多いです。
簡単に炎症が治まってくれる場合は、とてもハッピーです。
外耳炎は基本的に繰り返します。なかなか難治なケースもあります。慢性化してしまう過程でよりつらい状況になってしまうこともあります。
従来は皮膚科診療に基づき原因を考え、外用薬や内服薬、食事のアドバイス、生活のアドバイス、おうちでできる耳掃除のやり方のアドバイスと定期的に来院していただだき外耳処置で経過を見ていくやり方でした。
そしてそのような方法だけでは耳の状況に改善がみられない、もしくはそれ以上に悪化させないため耳の外科手術を行う考えでいました。
最近はその耳の手術をする前に、全身麻酔下で耳内視鏡による洗浄・処置という新しい方法をおこなっております。通常は観察することが困難な鼓膜や鼓膜周囲のこびりついた耳垢、毛が本当によく見えます。それをモニターに映して特殊なブラシや小さな鉗子、チューブによる洗浄などできれいにしていきます。
1回の処置で耳垢の様子に変化が出て、膿が全くでなくなったや炎症が引いて楽になったようで元気になったといわれる場合も多く、非常に治療効果を感じる手技です。腹腔鏡手術の道具から派生して使っているのですが、耳内視鏡も低侵襲で耳外科手術の前にぜひ試すべきステップだと思われます。
外耳炎でお困りの方は、過去の症例の子のビデオもお見せできますのでご相談ください。
最近の膀胱結石摘出は、腹腔鏡補助下にておこなっております。
この手術手技のメリットは、皮膚の切開創の小ささはもちろんですが、膀胱自体の切開も10mm弱ですので非常に小さいです。
そのため術後のカテーテル管理も不必要なので、入院期間が短くて済みます。
そして最も大事なポイントとして、膀胱内(尿道内も)をカメラで確認しながら行いますので結石の取り残しがありません。
小さな石も鉗子で掴み、もっと小さな石は吸引管で直接吸ってしまいます。
(通常の開腹手術では、膀胱の外から触って石を触知したり、スプーンを粘膜にあてながら石をすくうや盲目的に鉗子を入れる等をして結石を取り出します。)
この膀胱鏡カメラを使っての手術をやってみる前には当たり前だった手技が非常にラフで生体にやさしくないことを知りました。
シュウ酸カルシウム結石など再発を繰り返してしまう疾患にも、低侵襲でベストな手術手技だと思われます。
明日の木曜日の診療時間ですが
19:30で診療終わりとさせていただきます。
参加している獣医学セミナー(様々な外科や腫瘍科、眼科、皮膚科、内科,歯科などなど)は、木曜日の夜に行われることが多いです。
そのためセミナー参加のある木曜日は,いつも(20:00まで)より早めに(19:30)で診療を終わらせていただいています。
終わって自宅に帰ってくるころには日付が変わっていますので続くとしんどいですが、可能な限り参加しております。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解よろしくおねがいします。
慢性疾患やがん疾患で通院治療をうけられていて亡くなられた動物のご家族からお電話やお手紙をいただくことがあります。
つらい状況にもかかわらずご連絡いただけることに本当に感謝いたします。
私にできることはその子たちに何ができるのかを考え、常に十分な選択肢をご提供できるように勤勉で丁寧であることかと思っています。
明日の診療のために常に向上心を持ち、丁寧な診療をこころがけています。
本日は成猫を保護されて家族として迎えられた雌猫ちゃんの腹腔鏡下避妊手術をおこないました。
実はこのネコちゃん避妊手術をしているのか不明でした。
ホルモン測定など事前にできることは実施しましたが、猫ちゃんの行動と検査センターでの測定結果の数値が合いません。
腹腔鏡を導入する以前は、背中側のあるかどうかわからない卵巣を探すためにはかなり大きな切開創が必要でした。
腹腔鏡下では5mmの傷1か所で、未避妊(卵巣がある)であることを確認でき、
そしてそのままポートの数を2か所増設し腹腔鏡下避妊手術を行いました。
大きな負担をかけることなく未避妊であることがわかり安全に手術できました。
先天的な異常で、本来は陰嚢に入らなくてはいけない精巣が腹腔内または鼠径部で停滞してしまうことがあります。
これを潜在精巣といいます。
陰嚢内にない精巣は精子を作ることができません。
今回のワンちゃん、右精巣はお腹の中、左精巣はソ径の皮膚の下にありました。
ですから繁殖することはできません。
正常な位置にない精巣は、将来腫瘍になる確率が約10倍高いデータなどから、今回の手術を決断されました。
お腹の中に精巣がある場合は、腫瘍化しても気づきにくいため早期の摘出をお勧めいたします。
体重2㎏の小さなワンちゃんですが
右精巣は腹腔鏡下潜在精巣摘出で2か所の5㎜の傷、左精巣はソ径部皮下精巣で5㎜の切開と小さな傷で手術ができました。
無事に 😉 かわいい4頭
小型犬の出産は大変です。しっかり計画して準備が必要です。
『避妊去勢手術はした方が良いですか?』という質問をよく受けます。
個々の家族の方の考えを尊重しますが、私は「繁殖を考えていないのであれば、したほうがよいでしょう」と答えています。
自然のままにという考え方ですが、犬猫が人間と一緒に暮らしていくことは、自然の中で犬・猫が独立して暮らすこととは異なります。
繁殖期をむかえれば、雌雄が出会い交配し出産する。これは自然なことですが、人間と生活すればこうはいきません。繁殖期をむかえても繁殖行動に移すことができないことは、強いストレスになります。ひどい恋煩いですね。
避妊・去勢手術は病気予防の面でも、メスであれば子宮疾患・乳腺腫瘍、オスであれば前立腺疾患・肛門周囲線種・精巣腫瘍・会陰ヘルニアを予防できるメリットがあります。
デメリットは肥満しやすくなりますが、おやつや食事のカロリーを考えてあげることができれば太りません。今は様々なフードもありますので肥満させないようにすることは一緒に考えていくことができると思います。
ただ私自身も、痛いのや怖いのは嫌です。キライですね 😥
自分の家族にも可能な限り負担の少ない方法を、と思っています。
獣医師になって以来、健康な子にメスを入れる避妊去勢手術に関しては特に、もっときれいに痛くなく負担が少ない手術がしたいと考えてきました。そして今は犬、猫の腹腔鏡手術による避妊手術を当院ではおこなっております。
本日抜糸に来院された腹腔鏡下避妊手術後のわんちゃんも『本当に手術したのかというぐらい元気でした』のことです。また本日の腹腔鏡下避妊手術後のわんちゃんも晩御飯をペロリと食べました。傷が小さく、痛みが少ないこの術式は、とても優れた手術方法だと思います。
ご相談ください 😮
高齢の猫ちゃんとスコティッシュの家族の方へ
爪とぎをしなくなったり、見かけなくなってませんか?
爪が伸びすぎて、肉球に刺さってしまったりすることがあります。
歩き方がおかしかったり、機嫌が悪い原因がつめの伸びすぎのことがあります。
若いころと違うことは、何かのサインだったりします。
確認してみてあげてください 😯
ここ1週間で行った歯石除去の治療です。
歯石の付着による歯周病になってしまった4頭のわんちゃん。
とくに前歯(切歯)の歯周ポケットが深く形成されてしまい、歯の動揺が激しいです。
このままでは、歯が抜けてしまうでしょう。
歯茎がこれ以上に痩せないように、歯石を丁寧にとり、歯茎の再生を狙ってある成分の注入をします。
今後はは歯磨きで歯周環境を整えるようにしていかなければなりません。
歯磨きがんばりましょう 😀