肩甲骨にできた腫瘍

今日は、ねこちゃんの肩甲骨にできた出来物についてお話します。

家族の方は、ねこちゃんの肩が盛り上がって歩きにくそうだから脱臼した?と思われて来院されました。

触診神戸セントラル動物病院通信 では脱臼ではなく、、出来物でした。

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各種検査で、骨からできる骨肉腫というガンを疑います。

ねこちゃんでは少ない腫瘍です。

この子はさらに心雑音もあり、アメリカンショートヘアーに多い心筋症です。

お年をとっている場合ガンだけでなく、何か合併症を併発していることも多いです。

心臓病、腎臓病、糖尿病・・・・などのコントロールと同時に、ガンと闘うために外科手術や抗がん剤を行わざるをえない事も多く、お互いに非常に大変だったりします。

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また、断脚術という手段は話し合いの結果行わなかったのですが、肩甲骨を含んだ周囲を切除しました。

このような今までの生活習慣や容貌が変わる手術は、かわいそうで嫌です。

しかし、ガンをそのままで何もしないでいると大きく悪化し、生活の質が非常に悪くなる事が想像されます。

よくよく話し合ってからどうのようにするか決定していきます。

手術前 には患部の骨が痛くて食欲も落ちてきていました。

術後の経過も良好で、3日目に退院して高いところも登ってますとうれしい近況も教えていただきました。

骨から発生するとなると、何か大きな症状を示さないと気づきにくいものです。

日頃の様子に変化はないのか・・。見逃さないようにしたいです。

腫瘍