膿胸の原因はさまざまです。
膿胸は、胸腔内に穴があき、そこからバイ菌が入って胸腔内に膿がたまることが原因で発症します。
ネコちゃん同士のケンカによるケガが引き金となるケースが多いため、ネコちゃんを外に出さないように室内飼いを行うことが膿胸の予防につながります。しかし異なる原因から膿胸になる可能性もあり、わかってはいないこともあります。
来院時には胸の中に100cc以上の膿がたまっていました。胸の中が膿によって占められることで肺が膨らまないので、とっても苦しいのがわかります。
膿胸の治療は、針を刺して胸から膿を取り出します。
そして危険性はありますが慎重に麻酔をかけて胸の中にカテーテル(管)を入れて膿を抜けるようにしたり、生理食塩水などで胸腔内を洗浄します。同時に抗生物質の投与、点滴、酸素療法も行います。