副腎皮質機能亢進症

今日は副腎皮質機能亢進症についてお話します。

この病気は過剰な副腎皮質ホルモンが体の中に放出されるために様々な症状が起きる病気です。

主な症状として

①多飲多尿(お水をたくさん飲んで、たくさんおしっこをする) ②多食(食欲がすごくある) ③毛が薄くなる ④お腹が張っている ⑤足腰が弱くなる

があります。 神戸セントラル動物病院通信 ぽっこりお腹に、特徴的な皮膚症状が出ます。

神戸セントラル動物病院通信 超音波検査で左副腎はピーナッツ状です。大きさ・形状を測定し、診断に役立てます。

お家で、よく食べよく飲んでお腹もポッコリしているととても健康なイメージを抱いてしまいます。

進行すると感染症や糖尿病、筋力の低下、神経症状、肺血栓塞栓症などが起こる可能性があります。

クッシング症候群の治療は一般的には薬物治療(のみぐすり)が主となりますが、診断によっては脳下垂体の外科手術や放射線治療も行われます。しかし外科手術や放射線治療をおこなっている施設は限られていまして、わたしは1施設づつしか知りません。

上記の症状が出てくるのは、お年のわんちゃんで多いです。当てはまることがあればご相談ください。

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