ねこのアセトアミノフェン中毒

今日はびっくりしたことがありました。

ねこちゃんがくしゃみをするからと一般的に売られている『○○』という風邪薬を適当に割ってあげた。

それでも治らないからと来院されました。

絶対駄目です。

『ヒトの風邪薬』や『ヒトの頭痛薬』にはアセトアミノフェンというものが入っています。

これはねこちゃんの体の中ではうまく分解できないもので、アセトアミノフェン中毒を起こして最悪亡くなってしまいます。

動物病院では、動物用医薬品とヒトの医薬品の両方を使っています。

ただ、動物によっては使えない薬も多くありますし、どれくらいの量を使って良いかも違います。

そのねこちゃんは、大きな問題にはなりませんでした。

寒くなると、『ヒトのくすりを飲んでしまった』という来院理由も増えます。

最近、ぼくも風邪を引いていました。

机の上にくすりを置きっぱなしにして、手鞠が興味を示していて焦りました。

皆さん、薬の管理には気をつけましょう。

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