脾臓の腫瘤の『2/3』は悪性腫瘍だと9/23の健康診断のところで話しました。
その後のおはなしです。
飼い主さんと手術をした場合のメリット・デメリット、手術を行わなかった場合のメリット・デメリットなどよくお話をしてから決断されました。
結果、手術で脾臓を摘出することになりました。
脾臓は血液に富んでいます。
そのため脾臓のできものは脆くて壊れやすく、『良性のできもの』でも裂けてお腹の中で大出血し、結果的に命を奪うこともあります。
脾臓の悪性腫瘍には、血管肉腫というものが多いのですが,とても極悪で転移も早く、嫌なガンです。
どちらの場合でも摘出しておくことは、良いことが多いです。
今回の子の病理検査の結果は『良性のできもの』でした。
一安心です。