仔猫さん

神戸セントラル動物病院通信 生後1ヶ月ぐらいの男の子のネコちゃんです。

2日前に保護されて、ケガをしていたので処置に来られました。

里親さんを募集されています。

詳しいことはお問い合わせください。

※12/2に里親さんが見つかったとの連絡をいただきました。皆様ありがとうございました。

お知らせ

おしっこ検査でわかること

お年を取ったわんちゃん・ねこちゃんで体調がわるいので血液検査をしてみると

腎臓病になっていることがあります。

特にねこちゃんで多いです。

腎臓は簡単に言うとおしっこを作っているところです。

体に不必要なものをまとめて捨てるという大事なことを担っています。

腎臓病になるとおしっこをまとめて捨てられなくなるので、うすく・量の多いおしっこしか作れなくなります。

色の薄いおしっこを大量にして、お水を良く飲むようになるのが腎臓病のひとつの症状です。

血液検査では腎臓の75%以上が悪くならないと検査してもわかりません。

そんなに悪くなる前に検出できる検査は、おしっこの検査です。

尿検査で尿比重(どれくらい濃いか薄いか)を調べることで早期発見につながります。

なので当院の健康診断には尿検査の項目が必ず入っています。

7歳以上の子は、シニアに入ってきます。

人の3ヶ月が1年に相当します。

10月のブログで聴診(心臓の音など)を定期的にさせてくださいとお願いしましたが、

尿検査も大事です。

3ヶ月に1回フルコースで健康診断するのは大変ですが、

3ヶ月に1回おしっこを取ってきていただき、身体検査で聴診するのは

そんなに大変ではありませんよね。

心臓と腎臓のチェックができて、早めに気づいてあげる事ができます。

神戸セントラル動物病院通信

尿を入れる容器は病院で用意ができますので

お気軽におしゃってください。にゃーわんわん

病気について

おしりをこすっていたら

肛門嚢炎をおこしてしまいます。

肛門嚢にくさい分泌物が入っているのを知っている方も多いですが、

『それはいったい何?』という方もいらっしゃいます。

お尻の穴の脇に2ヶ所の袋がありまして、そこにくさい分泌物が入っています。

そこから少しづつ外に出ている場合は問題ありませんが、たまってくるとむず痒くなるようです。

袋に感染や炎症を起こして肛門嚢炎になり、皮膚が破けて穴が開くなど大変痛い思いをさせてしまうこともあります。

ねこちゃん、ワンちゃんでの肛門嚢破裂がつづいています。

お仲間にも肛門嚢炎の事をぜひお知らせください。

トリミングショップなどに定期的に出されている場合はおそらく大丈夫だと思いますが、たまりすぎていないか確認された方がよいでしょう。

病院に肛門嚢しぼりだけに来ていただいても大丈夫です。

だいたい1~2ヶ月おきにしぼっていればたまり過ぎることはないようですが、

まれに2週間ぐらいでパンパンになってしまう子もいます。 神戸セントラル動物病院通信

左側の肛門嚢が破裂しています。

痛いです。この子は食事をとれていないとの事でした。

病気について

歯みがきをしていますか?

お昼の時間に歯みがきについての院内セミナーをスタッフでうけました。

このブログでも何回か歯石、歯周病や歯みがきについてお話させて貰いました。

多くのわんちゃん、ねこちゃんの一番の楽しみは食事だとおもいます。

しかし、一瞬で食べ終わって、暇そうにしている子が多いのではないでしょうか?

そしてあまり使うことのない歯に歯垢がつき、歯石に変化してしまう流れになってしまっているようです。

歯石がつけば歯周病になってしまいます。

わんちゃん、ねこちゃんも歯みがきは大事です。

そしてさらに噛むという行為が多い方が歯垢が付きにくいようです。

唾液が歯垢を洗い流す効果があるようです。

デンタルガムも早食いしているようでは、意味がないです。

しかし、ひづめ・骨・牛皮など硬すぎるものを与えると歯がかけることがありますので注意が必要です。

歯みがきとあわせて、ほどよい硬さのデンタルガムを噛んでいる時間が長くなるように与えるのが

ポイントになります。

長いことクチャクチャしているのはとても楽しそうです。わんわん

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病気について