急性膵炎

きょうは急性膵炎という病気についておはなしします。

急性膵炎とは膵臓におこる急性の炎症で、膵臓の細胞がいたみ、悪い物質が他の内臓にも悪影響を及ぼしたりします。

激しい嘔吐やとても強い痛みがおこり、元気も食欲もなくなります。

急性膵炎の原因はさまざまありますが、脂っこいものを食べることナイフとフォークが原因の1つとなることもあります。

急性膵炎の治療の基本は、絶食による膵の安静、十分な輸液、呼吸・循環動態の維持、痛みの治療、感染症などの合併症の予防です。

本日、急性膵炎で入院していたわんちゃんが退院しました。

家族の方が『わんちゃんの性格が変わってしまったようだ』と面会時にいわれるほど具合が悪かったです。

そんな子が歩き出し、尻尾をふり出し、食事を取り始めてくれると、この子の元々の明るい性格わんわんが私にも分かりはじめました。

どうやら一緒に暮らしていない家族の方が、この子に揚げ物などを与えてしまうとのことでした。

喜ぶからやかわいそうだからなどの理由で変わったものをあげますと、一番困るのはわんちゃんなのです。

病気について

子宮の病気

今日は子宮に膿がたまる病気の子宮蓄膿症についてお話しします。

中年齢から起こることが多いですが、たま神戸セントラル動物病院通信に若い子でもこの病気になります。

・元気が無い。

・食欲がない。

・水をいっぱい飲む。

・おしっこをたくさんする。

・陰部から膿がでている。

・生理が長い。

・この間、生理がきたのにまた出血。

こんなことがある女の子であればすぐに病院にいきましょう。

神戸セントラル動物病院通信

←画像は手術中のものです。血などがダメな方は見ないで下さい。

お腹の中ではじけてしまったら大変です。

この写真の子は小型犬です。

写真のように膿で膨れた子宮で、お腹がはれていました。

また家族の方は、お尻まわりが汚れていて病院に行くのでとシャンプーしてから来院されました。

とてもお心遣いはありがたいです。

しかし膿で汚れたお尻などを見ることで、診断まではやく到達することもあります。

便・尿・吐物など汚い話ですが、持ってきて頂き実際に見せてもらえると助かります。

是非気にせず、来院してください。

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