膝蓋骨脱臼

小型犬に多い疾患です。

はずれたり、元に戻ったりを繰り返す習慣性脱臼のため症状が出にくい子が多いです。

触診、レントゲンにて程度の評価をしましょう。

痛みが出ていたり、脱臼により歩きにくいなどがあるケースは、仔犬の時期に手術適応であるかどうか診察しておくことが良いと思われます。

大本ティアラ画像はトイプードル10か月齢のコですが、手術前は左足をあげて生活していました。左足をかばうため筋肉が未発達でしたが、術後1か月の再診時には両足でおもいっきり走り回れるようになりましたとのことです。

整形外科

会陰ヘルニア

中年齢以降のオス犬(去勢をしていない)に多い病気です。

便が出ないやおしっこが出ないなど非常に生活の質を落とす大変な疾患です。

若いころの去勢が予防になります。

術後の様子ですが、排便良好です。

明日の退院予定です。頑張ってくれました。

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外科

猫の尿管・膀胱結石

排尿困難で苦しんでいた猫ちゃん。

尿管からの結石摘出術、膀胱鏡下での膀胱結石摘出手術を頑張ってくれました。

このネコちゃんは体質的にシュウ酸カルシウム結石が出来やすく繰り返しています。

考えられる結石の予防策はすべて行っていただいていますので、結石が出来てしまった時には可能な限り膀胱鏡を使った低侵襲な手術で石を取り除くやり方がベストだと思われます。

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外科

犬の胆嚢粘液瘤と胆管肝炎

胆嚢というさらさらした消化液をため込む袋がゼリー状のネバネバの物に置き換わってしまうことが始まりで肝炎を起こしてしまったわんちゃん。

胆管肝炎の進行を抑え、胆嚢破裂などを防ぐために胆のう摘出手術を行いました。

手術は無事に終わりました。胆管肝炎が落ち着いてくれるか、よくよく経過を見ていきましょう。

中年齢以降に発生しやすい胆嚢疾患を発見するためには、エコー検査が必須になります。

健診の重要性ですね。

肝臓疾患などは手術中の出血のリスクが高いです。当院では癌疾患やハイリスク症例には血液凝固能(PT、APTT)を測定することも含めた術前検査を行って万が一の時に備えております。

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外科

皮下陰睾

正常な位置にいない精巣は将来ガン化するリスクが高くあります。

触診で異常な形態になっている場合は、大変です。

仔犬の時期から獣医師によく相談されることをお勧めします。

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 両側鼡径部の皮下にいびつな精巣が認められます。

腫瘍