腫瘍外科と電気メス

当院では腫瘍外科も多く行っております。

家族の方がスキンシップで発見していただくケースや診察中に見つかる事も多くあります。

腫瘍のタイプによりますが、外科手術は第一選択肢になる事が多いです。

その際にとても大きな力になってくれるのが、一般的な呼び名で電気メスなど医療器械です。

この機械を導入して一年以上経ちましたが、とても良い機械です。

皮膚の切開、止血、剥離と調整能力が高いので出血量もさらに少なく、術野を展開できます。

手術が綺麗に終えられることを理想としています。

それが実行できたときは、術後の動物の状態は良いです。

今後も動物の負担軽減につながる設備投資は考えています。

 

 

医療機械のご紹介, 外科, 腫瘍

空気圧縮装置の導入

昨年から稼働していますのでだいぶ前の話になりますが、手術室に空気圧縮装置の導入をしています。

最近は100%酸素を用いない麻酔管理について非常に注目が集まっています。これまでの当たり前であった100%酸素を流しながら麻酔管理をする方法ですが、無気肺など合併症を引き起こすことがわかってきました。

そこで当院は麻酔の安全性を高めるために酸素濃度を40%前後になるように調整し麻酔管理を行っています。

麻酔は家族の方も大変心配かとおもいますし、私も大変気を遣う分野であります。少しでも安全性を高められることには妥協することなくやっていきたいと思います。

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超音波診断装置

少し前の話ですが、当院の超音波診断装置が新しくなっております。

医療も日進月歩であれば、医療機械も変わります。

良い機械は、良いです。細かくよく見えます。

今回はプローブ(体に当てるところ)も4種類の構成にしまして、状況により使い分けれられるようにしました。

当院では、現状に満足することなく、よりワンちゃんネコちゃんたちと家族の方々の
役に立てるよう日々勉強し、同時に設備を充実させていくことを目指しています。

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術中体温管理

当院では、現状に満足することなく、よりワンちゃんネコちゃんたちと家族の方々の
役に立てるよう日々勉強し、同時に設備を充実させていくことを目指しています。

今回は、術中体温管理製品3M社のベアハガーをご紹介します。

全身麻酔下の動物は、手術後1時間で1~2℃以上低体温になります。体重の小さい5kg未満の小型犬、猫ちゃんでは、特に体温低下が顕著に起こりやすいです。

手術中の低体温は、感染、凝固障害、筋弛緩遷延のリスクとなり、術後の回復が遅くなります。つまり麻酔のリスクが高まります。
従って、人間の手術では手術中は36度以上を保つように管理することが推奨されているようです。

img様々な保温器具がありますが、効果が低くほぼ体温が上がらなかったり、低温やけどのリスクがあったりします。

全身麻酔の負担を減らす目的の一つとして当院で導入している保温装置ベアハガーは、小児用の手術室にも使われている医療機器です。

本体から発生した温風がホースを通って細かい吹き出し口が無数に開いたブランケットに送り込まれます。ベアハガーの名前の通り、熊に抱擁されているように暖かい空気に包まれるやさしい保温装置です。

これからの寒い季節には、このブランケットの上で眠りたくなるような心地よさがあります。

 

医療機械のご紹介

医療器械のご紹介

手術や重症患者の救急の際に使用する機械です。

人工呼吸器です。

主に手術中に使用しています。

換気回数、換気圧を設定でき、安全な環境で手術を行う事が出来ます。

機械に頼りきってはいけませんが、機械にしかできないこともあります。

導入してから手術の際、麻酔の安心感がさらに増しました。

難しい話ですが、体重1㎏のチワワちゃんから40㎏のレトリバーまで必要な計算をし、

1回換気量まで数値化してくれるすごいマシーンです。

導入したのは2011年秋だったのでご紹介が遅れました。

他にもHPに載せていない医療器械などまた紹介させていただきます。神戸セントラル動物病院通信

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