検査の結果、陽性(+)でした。
感染してしまうとわんちゃんに負担をかけないで駆除する方法はありません。
心臓の血管にソーメンのような虫が寄生しますので心臓への影響は強く、
咳や呼吸困難、腹水、貧血などさまざまな症状を出します。
神戸は5月から12月までの毎月の予防を忘れなければ、
感染することはありません。
検査の結果、陽性(+)でした。
感染してしまうとわんちゃんに負担をかけないで駆除する方法はありません。
心臓の血管にソーメンのような虫が寄生しますので心臓への影響は強く、
咳や呼吸困難、腹水、貧血などさまざまな症状を出します。
神戸は5月から12月までの毎月の予防を忘れなければ、
感染することはありません。
会陰ヘルニアという病気についてお話します。
会陰ヘルニアは、去勢をしていないわんちゃん(♂)に多く発生します。
会陰:おしりのまわり
ヘルニア:脱出した状態
おしりの周りの筋肉が薄く緩んできたために、
その隙間から腸や膀胱が飛び出してしまうというなんとも恐ろしい病気です
←おしりの右側は便がたまって腫れています。*腸が飛び出せばうんちを出しにくくなり、
指でうんちを掻き出してあげなければなりません。
*膀胱が飛び出せばおしっこを出すことができなくなり緊急事態です。
右側のおしりが飛び出してしまうことが多いですが、両側でおこることもあります。
再発が起こることもある病気ですが、
手術をしっかりして快適な生活を取り戻してあげることが大事だと考えています。
予防は若いころの去勢手術です。会陰ヘルニアは男性ホルモンの関与が考えられています。
術後の様子です。肛門と腸の位置が正しくなりました。
この子は2・3ヶ月うんちを出しにくい生活をしていたとのことです。
これですっきりうんちが出て、快適にすごせられます
お年を取ってきたわんちゃん・ねこちゃんは、知らず知らずのうちに体調が悪くなってしまっている事があります。
・水を飲む量が増えた。
・体重が軽くなった。
・おなかが大きくなってきた。
・できものがある。
などなど様々ありますが、若いころと比べて変わってきたことは注意が必要です。
お年を取ってきたからだと納得されていると進行していることが多いです。
食欲や元気の様子が大きく変わらないと、獣医師に診てもらうタイミングが遅くなってしまうようです。
定期健診などで問題が見つかっている場合は、その後の定期チェックも大事です。
単純比較は難しいですが
人の1年が、わんちゃん・ねこちゃんの4・5年に
小型犬やねこちゃんの1kgは、人の10kg前後と考えるとびっくりしませんか
気になることがあればご相談いただければと思います。
春先はバタバタしますね。
神戸市獣医師会での狂犬病集合注射も終了しました。
接種が済んでいない方は、調子の良いときに動物病院で接種しましょう。
ゴールデンウィークの診療時間についてお知らせします。
4/29日(木)9:00~13:00
4/30日(金)通常診療
5/1日(土)通常診療
5/2日(日)通常診療
5/3日(月)9:00~13:00
5/4日(火)休診日
5/5日(水)9:00~13:00
ゴールデンウィーク期間中もトリミング・ホテルを行っています。
お電話でお問い合わせください。よろしくお願いします。
この連休を使って東京から神戸まで車で旅行中の短頭種のわんちゃんが調子が悪いと担ぎ込まれました。
熱中症です。
来院時には体温が42.5℃の高体温、あえぎ呼吸で危ない状態です。
42度を超える高体温が持続しますと、細胞障害と多臓器不全が起こってしまいます。
迅速に救命処置をおこないます。
来院時の血液検査で急性腎不全におちいっていましたが、本日無事に退院することができました。
春ですが、汗ばむ陽気の際は熱中症に気をつけなければいけません。
高温・多湿の車内・室内は特に注意しましょうね。
膿胸の原因はさまざまです。
膿胸は、胸腔内に穴があき、そこからバイ菌が入って胸腔内に膿がたまることが原因で発症します。
ネコちゃん同士のケンカによるケガが引き金となるケースが多いため、ネコちゃんを外に出さないように室内飼いを行うことが膿胸の予防につながります。しかし異なる原因から膿胸になる可能性もあり、わかってはいないこともあります。
来院時には胸の中に100cc以上の膿がたまっていました。胸の中が膿によって占められることで肺が膨らまないので、とっても苦しいのがわかります。
膿胸の治療は、針を刺して胸から膿を取り出します。
そして危険性はありますが慎重に麻酔をかけて胸の中にカテーテル(管)を入れて膿を抜けるようにしたり、生理食塩水などで胸腔内を洗浄します。同時に抗生物質の投与、点滴、酸素療法も行います。
昨日は休診日でしたが、肺炎で入院していたわんちゃんが退院していかれました。
調子が悪いからと来院されたときには呼吸状態が悪く、衰弱していました。
今にも危ない状態でありましたが、昨日から食事を取ることができるようになり家族の方のご意向で退院となりました。
肺炎の原因になっている細菌やウィルスは、気道から体内に侵入しても抵抗力が低下していなければ感染症を起こしにくいものです。そのため身体の抵抗力が出来上がっていない子犬や、身体が弱ってきている高齢犬に発生しやすいようです。
また嘔吐しているような状態で気管に吐物が入ってしまうと誤えん性の肺炎を起こしてしまいます。
肺炎の治療では、細菌やウィルスなどの発病原因に適した抗生物質を投与する薬剤療法が行われます。症状に応じて咳止め薬や去痰剤を投与したりネブライザーなどの対処療法を行う場合があります。
そしてお薬とともにしんどいわんちゃんを楽にし、体力の回復に役立つのが酸素療法です。
酸素濃度、湿度、温度を管理できるICUの中にいると普通の入院室よりウンと楽になるのがわかります
きょうは急性膵炎という病気についておはなしします。
急性膵炎とは膵臓におこる急性の炎症で、膵臓の細胞がいたみ、悪い物質が他の内臓にも悪影響を及ぼしたりします。
激しい嘔吐やとても強い痛みがおこり、元気も食欲もなくなります。
急性膵炎の原因はさまざまありますが、脂っこいものを食べることが原因の1つとなることもあります。
急性膵炎の治療の基本は、絶食による膵の安静、十分な輸液、呼吸・循環動態の維持、痛みの治療、感染症などの合併症の予防です。
本日、急性膵炎で入院していたわんちゃんが退院しました。
家族の方が『わんちゃんの性格が変わってしまったようだ』と面会時にいわれるほど具合が悪かったです。
そんな子が歩き出し、尻尾をふり出し、食事を取り始めてくれると、この子の元々の明るい性格が私にも分かりはじめました。
どうやら一緒に暮らしていない家族の方が、この子に揚げ物などを与えてしまうとのことでした。
喜ぶからやかわいそうだからなどの理由で変わったものをあげますと、一番困るのはわんちゃんなのです。