子宮の病気

今日は子宮に膿がたまる病気の子宮蓄膿症についてお話しします。

中年齢から起こることが多いですが、たま神戸セントラル動物病院通信に若い子でもこの病気になります。

・元気が無い。

・食欲がない。

・水をいっぱい飲む。

・おしっこをたくさんする。

・陰部から膿がでている。

・生理が長い。

・この間、生理がきたのにまた出血。

こんなことがある女の子であればすぐに病院にいきましょう。

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←画像は手術中のものです。血などがダメな方は見ないで下さい。

お腹の中ではじけてしまったら大変です。

この写真の子は小型犬です。

写真のように膿で膨れた子宮で、お腹がはれていました。

また家族の方は、お尻まわりが汚れていて病院に行くのでとシャンプーしてから来院されました。

とてもお心遣いはありがたいです。

しかし膿で汚れたお尻などを見ることで、診断まではやく到達することもあります。

便・尿・吐物など汚い話ですが、持ってきて頂き実際に見せてもらえると助かります。

是非気にせず、来院してください。

病気について

歯が痛い

食べたいけれど、歯が痛くて食べられないのであろう13歳の小型のわんちゃんが来院しました。

口の中を痛くて診せてくれません。

チラッとみると、ものすごい歯周炎で臭いもあります。

この子も心臓が悪く、簡単には全身麻酔をかけられそうにもありません。

しかし今後の事をよくご相談し、慎重に準備をおこなってから麻酔処置(歯石除去⇒抜歯⇒おくすりをつめて⇒縫合)となりました。

術後は痛みも消え、口の臭いもかなり無くなり喜んでいるようでしたしっぽフリフリ

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歯ぐきは炎症を起こし真っ赤で、奥歯は全体が大きな歯石でおおわれています。

心臓病の原因に歯周病もあげられています。

歯みがきで歯周病を防ぎましょう。

病気について

難産のときには

自分のわんちゃんが妊娠した場合は、かかりつけ医とよくコミュニケーションを取っておきましょう。

特に小型犬の場合ですね。

短頭種の場合は交配前からよく相談しておくべきです。

小型犬の場合は陣痛が弱いなどからうまく出産できないことが多いので、

帝王切開になる可能性を理解しておくべきです。一刻を争います。

産気づくのが、夜中・早朝など病院が開いていない時間帯に重なることも多いです。

夜間病院を調べておいたりすることも必要ですね。

かかりつけ医で休診日や夜間に対応してもらえるのか、

そうでないならどのよ神戸セントラル動物病院通信うにしておくべきなのかも含めて相談しておきましょう。

産まれたて。

帝王切開は母体と赤ちゃんの両方に配慮するため、大変ですが幸せな手術です。

病気について

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます富士山

今年もよろしくお願いします。

今日から当院は通常診療となっています。

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★お知らせです★

1月24日(日)の午前診(9時から12時)は、がん学会参加のため休診とさせていただきます。

午後診(16時から18時)のみの診療とさせていただきます。

ご迷惑をおかけします。

ブログ

お忘れないですか?

フードやお薬の年末年始分の準備は大丈夫でしょうか?

来週から業者さんがお休みに入りますので、

今週中にはお時間に余裕を持って確認をお願いいたします。ペンギン

お知らせ

肩甲骨にできた腫瘍

今日は、ねこちゃんの肩甲骨にできた出来物についてお話します。

家族の方は、ねこちゃんの肩が盛り上がって歩きにくそうだから脱臼した?と思われて来院されました。

触診神戸セントラル動物病院通信 では脱臼ではなく、、出来物でした。

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各種検査で、骨からできる骨肉腫というガンを疑います。

ねこちゃんでは少ない腫瘍です。

この子はさらに心雑音もあり、アメリカンショートヘアーに多い心筋症です。

お年をとっている場合ガンだけでなく、何か合併症を併発していることも多いです。

心臓病、腎臓病、糖尿病・・・・などのコントロールと同時に、ガンと闘うために外科手術や抗がん剤を行わざるをえない事も多く、お互いに非常に大変だったりします。

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また、断脚術という手段は話し合いの結果行わなかったのですが、肩甲骨を含んだ周囲を切除しました。

このような今までの生活習慣や容貌が変わる手術は、かわいそうで嫌です。

しかし、ガンをそのままで何もしないでいると大きく悪化し、生活の質が非常に悪くなる事が想像されます。

よくよく話し合ってからどうのようにするか決定していきます。

手術前 には患部の骨が痛くて食欲も落ちてきていました。

術後の経過も良好で、3日目に退院して高いところも登ってますとうれしい近況も教えていただきました。

骨から発生するとなると、何か大きな症状を示さないと気づきにくいものです。

日頃の様子に変化はないのか・・。見逃さないようにしたいです。

腫瘍

気をつけてください。

何に気をつけるかと言いますと、『いのしし』です。

かなりローカルな話になります。

ケガをしてしまった飼い主さんやわんちゃんのお話も聞いていましたし、

実際、手鞠を連れていて近くで見かけたときは慌てて逃げます。

今年のウリ坊が大きく育って、わんちゃんに好戦的に向かってくるそうです。

飼い主さんからお聞きした話では、

当院近辺では①狐川②布引中③新神戸駅④北野の山側から降りてきているグループがいるそうです。

山にえさが無くて、街に下りてくるのはかわいそうですが。

けが人が出ても困りますし、向かって来るようでは暗くなってから安心して散歩も行けません。

18時でも出てきているそうです。

いのししは、ゴミ・えさ・公園の球根などを漁って食べているようです。

対策としてはゴミやえさなど食べ物が無い状態にしていくしかないのでしょうか?

便利な都市生活を送っている身としては、野生動物との共存は簡単には語れないです。

ただ、ゴミを前日から出している人や餌付けをしている人は本当にやめて欲しいです。

山にいるよりおいしいものを提供しているから降りてきています。なんて最悪です。

お知らせ

仔猫さん

神戸セントラル動物病院通信 生後1ヶ月ぐらいの男の子のネコちゃんです。

2日前に保護されて、ケガをしていたので処置に来られました。

里親さんを募集されています。

詳しいことはお問い合わせください。

※12/2に里親さんが見つかったとの連絡をいただきました。皆様ありがとうございました。

お知らせ

おしっこ検査でわかること

お年を取ったわんちゃん・ねこちゃんで体調がわるいので血液検査をしてみると

腎臓病になっていることがあります。

特にねこちゃんで多いです。

腎臓は簡単に言うとおしっこを作っているところです。

体に不必要なものをまとめて捨てるという大事なことを担っています。

腎臓病になるとおしっこをまとめて捨てられなくなるので、うすく・量の多いおしっこしか作れなくなります。

色の薄いおしっこを大量にして、お水を良く飲むようになるのが腎臓病のひとつの症状です。

血液検査では腎臓の75%以上が悪くならないと検査してもわかりません。

そんなに悪くなる前に検出できる検査は、おしっこの検査です。

尿検査で尿比重(どれくらい濃いか薄いか)を調べることで早期発見につながります。

なので当院の健康診断には尿検査の項目が必ず入っています。

7歳以上の子は、シニアに入ってきます。

人の3ヶ月が1年に相当します。

10月のブログで聴診(心臓の音など)を定期的にさせてくださいとお願いしましたが、

尿検査も大事です。

3ヶ月に1回フルコースで健康診断するのは大変ですが、

3ヶ月に1回おしっこを取ってきていただき、身体検査で聴診するのは

そんなに大変ではありませんよね。

心臓と腎臓のチェックができて、早めに気づいてあげる事ができます。

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尿を入れる容器は病院で用意ができますので

お気軽におしゃってください。にゃーわんわん

病気について

おしりをこすっていたら

肛門嚢炎をおこしてしまいます。

肛門嚢にくさい分泌物が入っているのを知っている方も多いですが、

『それはいったい何?』という方もいらっしゃいます。

お尻の穴の脇に2ヶ所の袋がありまして、そこにくさい分泌物が入っています。

そこから少しづつ外に出ている場合は問題ありませんが、たまってくるとむず痒くなるようです。

袋に感染や炎症を起こして肛門嚢炎になり、皮膚が破けて穴が開くなど大変痛い思いをさせてしまうこともあります。

ねこちゃん、ワンちゃんでの肛門嚢破裂がつづいています。

お仲間にも肛門嚢炎の事をぜひお知らせください。

トリミングショップなどに定期的に出されている場合はおそらく大丈夫だと思いますが、たまりすぎていないか確認された方がよいでしょう。

病院に肛門嚢しぼりだけに来ていただいても大丈夫です。

だいたい1~2ヶ月おきにしぼっていればたまり過ぎることはないようですが、

まれに2週間ぐらいでパンパンになってしまう子もいます。 神戸セントラル動物病院通信

左側の肛門嚢が破裂しています。

痛いです。この子は食事をとれていないとの事でした。

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